Sunday, November 26, 2006

今和泉島津家の石垣

今和泉小学校の裏には、島津家の石垣が残っています。








今ではこのあたりは広場になっていて、隼人松原と呼ばれています。
間伐材を使ってPTAのお父さん達が作成した遊具やテーブル・イスが置いてあります。

Thursday, November 23, 2006

実りの秋を祝う

11月23日の勤労感謝の日は、豊作を祝う豊年際(ホゼマツイ)の日でもあります。
指宿市岩本地区では地元の豊玉媛神社で地域の人が集まりお祭りです。
お天気がよければ、神社の境内で地元の子ども達が空手や剣道が奉納されます。
他にも、島津家の殿様の健康を願って始められたと言う、岩本の棒踊りも奉納されます。
集まった地域の人たちには、おにぎりや『がねん天ぷら』
(芋のかき揚げですが、形がガネ(カニのこと)に似ているためにこのような名前です)が振舞われます。

今年は生憎の雨模様でしたので、校区公民館で飲み会(ノンカタ)になったようです。
この写真は国道沿いに出されていた大きな灯篭です。<大人の背丈ほどです>

Tuesday, November 21, 2006

今和泉小学校の井戸


今和泉小学校には、今和泉島津家が使っていた『井戸』が残されています。
この井戸は、小学校の裏庭にあり、車の出入りの際にぶつかる可能性があることなどから
危険防止と保護のため、最近までは周囲を古タイヤで囲んでおりました。

しかし、今回の大河ドラマの放映が決まった直後から
沢山の方々が見学にいらっしゃっるようになりましたので、
タイヤをはずして、自由に見学していただけるように小学校のほうで整備しました。
整備するとき、蓋を開けてみると、まだ水が流れていたそうです。
ちょっと感激でした。
<危険ですので、絶対に中を覗いたりしないでくださいね!!>

Saturday, November 18, 2006

今和泉島津家の墓地








今和泉島津家の墓地の様子です。
最近はTVなどでも取り上げられることが多くなり、
訪れる人も増えてきました。

少し分かりづらい場所にありますが、
昔からの風景が少し残っていて、静かな場所です。
タイムスリップしたような気分になります。

Thursday, November 09, 2006

郷中教育

薩摩(今の鹿児島)には、地域の人材を育てる仕組みとして

『郷中教育』

というものがありました。
この環境の中から、西郷隆盛、大久保利通、村田新八などなど
明治維新の偉人達が多数育っていったのです。
ココでは、その郷中教育について、鹿児島市の『維新ふるさと館』発行の情報誌よりご紹介します。

<以下「維新ふるさと館だよりVol.1」より引用>

幕末維新期に多くの人材を生み出した薩摩藩。その行動力や結束力を育てたのが、薩摩藩独自の「郷中教育」でした。
郷中とは、同じ方限(地域)における武家の青少年教育のことで、藩校とは別に、学問や心身の鍛錬を目的とした“学びの場”であり、年長者が年少者を指導する仕組みになっていました。知識や教養とともに彼らが学んだのは「実践」の重要さでした。「日新公いろは歌」第一首が示すように、机上の学問だけでなく、それをもとに、武士としていかに生きていくべきかを追求していたのです。

いにしえの 道を聞きても 唱えても
わが行ひに せずば甲斐なし
(日新公「いろは歌」第一首)
<以上>

この郷中教育によって、
☆ 身につけた知識や生き方を実践すること
☆ 弱いものをいじめてはいけないこと
☆ 謝罪している(降伏している)ものを許すこと
など、たくさんのことが家庭や地域のなかで浸透していったと言うことです。