Thursday, September 21, 2006

今和泉島津家の手水鉢

今和泉島津家の跡には、現在は指宿市立今和泉小学校があります。

その小学校には、今でも当時使われていた「手水鉢」(ちょみずばち)が残されています。
また、屋敷中央には大きな「クロガネモチ」の木もありました。
平成7年までは、この木は校庭の真ん中に植わっていたのです。
現在は枯れてしまいましたが、一部は学校に保存されています。












当時は、篤姫もこの鉢で手を洗い、クロガネモチの木陰で過ごしていたのかもしれません。

Monday, September 18, 2006

鳥山の狛犬

鹿児島県指宿市には、今和泉島津家の下級武士が生活していた地区があります。
鳥山というこの地区には、今でも色々なところにそのころの名残を見ることが出来ます。

今回は『狛犬』をご紹介します。

鳥山にはかつて島津の殿様の指示で神社が建てられていました。
この狛犬はその神社にあったものです。
そして廃仏毀釈によって、神社が別の場所(小牧地区)にうつされたのですが、この狛犬だけが残されたもののようです。
現在は、誰にも知られずひっそりと残されておりますので、あまりきれいに手入れされているわけではありません。で、画像も分かりにくい状態です。
<この画像は狛犬の正面上から撮影しました。口を開いているので「阿」の方と思われます>

これからもう少し、神社のことやこの狛犬のことを調べてみようと思います。

Sunday, September 17, 2006

天璋院篤姫プロジェクト始動

今、私が生活している指宿市今和泉では、「天璋院 篤姫」の話題が多くなっている。
というのも、2008年のNHK大河ドラマのテーマになっているからです。
そして、現在、関係者によるプロジェクトもスタートするそうです。

実は篤姫は鹿児島市で生まれたのですが、幼少のころ今和泉島津家で過ごしていました。
そのころ住んでいた屋敷の跡地が「指宿市立今和泉小学校」であり、校区には島津家縁の墓地もあるのです。
小学校には、今でも手水(ちょみず)鉢や井戸も残っています。

そして、下級武士の住まいの名残も色々見つけることが出します。
特に、私の住んでいる鳥山地区は「士族」の集落であったようで、
古い屋敷では門構えも特徴があります。

今回、話題になっていることで、私も改めて自分が住んでいる地域の歴史や文化を
学びなおし、見つめなおしてみたいと思っています。
以前、公民館長を務めていたこともあり、地域の古老の方々から、
色々な歴史・風土に関するお話を聞く機会も多かったので、
そのころの資料や記憶を再確認し、少しくらい「語り部」の役割を
果たせるようになってみたいものです。